第4期(2020年度)第6回講義(最終プレゼン)を実施しました!

令和3年1月16日、J:COMホルトホール大分にて、県内クリエイターと共創型イノベーションを発信する「おおいたクリエイティブ実践カレッジ」(通称:クリカレ)の最終回を開催しました。
今年は4期目ということで、今までとは全く違う講義形式となっています。
コロナ感染拡大において他方面で未曾有の事態に陥る中、クリエイティブの力を改めて強く感じる年でした。
今後様々な選択を余儀されていく中でクリエイターは中長期的な視点で変化を捉え、未来を創造する力 (課題を解決する)が求められます。
そのため変化を捉え、それを踏まえた課題解決の主導ができるようクリカレでスキルアップを図っていただくことを第4期は意識しました。
そんな中、大分県がアジア初の水平型宇宙港としして選定されるという嬉しいニュースも飛び交いました。
改めて大分県が注目されるこの絶好の機会を、受講生であるクリエイターが講師やJAXA(宇宙航空研究開発機構)の菊池氏の協力のもと、大分県内企業と共に協業するためのビジネモデルやサービス、商品を半年間議論を重ねてきました。
まずは午前に永田講師の講義のプレゼンを行いました。
「観光県大分の5年後を考え、その理想に近いベンチマークのエリアの設定と設定した理由」についてそれぞれ2分でまとめてお話しいただきました。
おんせん県という大分県の特性を伸ばすためのベンチマーク、九州という自然災害の多い地区という特性を捉えたプレゼン、インバウンドのこれからを意識した内容など、半年間同じインプットをしてきた受講生ではありますが、着眼点は全く異なり、それぞれの個性がにじみ出る大変興味深いプレゼンでした。
午後は「大分x宇宙x○○における新たなビジネスモデル」について、
チームで練り上げた企画を大分県内の地元企業、県内の自治体関係者関係者の方々にむけて一般公開プレゼンテーションを行いました。
宇宙港を活かした観光やサービス、宇宙の生活にフォーカスしたプロダクト開発、宇宙港の認知を広げるための新たなコンテンツの提案、地域の食を宇宙と絡めてブランディングする案など、様々なプレゼンを行いました。
どのプレゼンもアイデアに富んでいながらも事業化を見据えた地に足のついた提案でした。
クリエイターが考える新たな宇宙港の可能性を感じる企画に対し、参加いただいた方からは「大変斬新。自分だったら全く思いつかない興味の惹かれる内容だった」「すぐにでも実現できるようなレベルの高い企画だった」などといったような感想をいただました。
その後、半年間ご協力いただいた坂口講師・永田講師、そして大分県の商工官公労部の経営金融創造課 馬場課長・先端技術挑戦室 佐藤室長から、それぞれ講評の言葉をいただきました。
みなさま受講生によるオリジナリティあふれるプレゼン内容に対し大変評価されていました。
最後に、約半年間に渡る本カレッジを終了した証として、また今後も大分県内のクリエイティブ産業の向上と各クリエイターのさらなる活躍を祈念し、大分県商工観光労働部 高濱部長より修了証の授与、そして激励のお言葉をいただきました。
また、地元テレビ局や新聞社の取材も入り、大分県全体の関心の高さが伺えました。
今回をもちましてクリカレは最終回を迎えましたが、今後事業化に向けてより磨き上げを行ってまいります。今後もご注目ください。
<講師プロフィール>
*坂口剛氏
株式会社野村総合研究所 / プリンシパル。株式会社野村総研入社後、行政の政策立案支援、民間企業の事業開発、地域における創業支援などに従事。また2017年9月1日、自身の出身地である熊本県において、くまモンとともに県民の総幸福量を高める事業「くまラボ・フェロー」の12名に就任。
*永田宙郷氏
金沢21世紀美術館、デザイン会社を経て、タイムレス設立。地域産業・伝統工芸から大手企業の新規事業開発まで、幅広く課題解決型デザインを中心とした活動を行う。2012年より「ててて見本市」を共同主宰。
*廣部 慧
滋賀県出身。大手広告代理店にて、大手電機メーカー営業マーケティングに従事。 地域創生に関心を持ち、地域に必要な持続的な事業展開の構築に従事。
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<会場協力>
J:COMホルトホール大分
<公式Facebookページ>
おおいたクリエイティブ実践カレッジ
主催:大分県(商工観光労働部)
企画運営・記事作成:株式会社Barbara Pool