おおいたクリエイティブ実践カレッジ

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第4期(2020年度)第3回講義を開催しました!

2020.11.2.

令和2年10月31日、ホルトホールにて、県内クリエイターと共創型イノベーションを発信する「おおいたクリエイティブ実践カレッジ」(通称:クリカレ)の第3回講義を開催しました。

今年は4期目ということで、今までとは全く違う講義形式となっています。
私たちの生活は新型コロナウイルス感染拡大の影響により今まで日常と感じていた生活から一変しました。
異常気象・地震・人口減少などポストコロナ以前の問題も既に大きく議論がなされています。
今後様々な選択を余儀されていく中でクリエイターは中長期的な視点で変化を捉え、
未来を創造する力 (課題を解決する)が求められます。
そこで、変化を捉えそれを踏まえた課題解決の主導ができるようなプログラムになっております。

まず初めに坂口講師から前回宿題とされていた「宇宙x○○として検討する領域を選定し事業アイデア(仮)を検討してください」という課題に対して考えた内容を全員がそれぞれに発表を行いました。

会場がどよめくような面白いアイデアがあったり現実的で今からでも始められそうなアイデアがあったり様々なアイデアが飛び交いました。
その後自分以外の案を聞き、「自分の考えに親しい」「面白そう」と思う内容に対してヒアリングしたり、感想を伝えたりし、チームを形成していきました。

   

 


当初個別で考えていたアイデアですが、対話を重ねることで一人では生まれなかった新たなアイデアなどが生まれ、企画がくっついたり新たな企画が生まれたりしながら最終的に受講生30名に対し、9つのチームが出来上がりました。
この後は実際に新規事業をどう形にしていくのかのフェーズに入っていきます。

 

午後からは今回の宇宙x○○のテーマのヒントとしていただくべく、特別ゲストとして宇宙航空研究開発機構 (JAXA)におつとめの菊池さんにお越しいただきました。

菊池さんには現在の宇宙ビジネスについて、そして実際既に日本で開発されて商品化されている事業についてを中心にお話いただきました。
菊池さんのお話で印象的だったのは「宇宙の課題は未来の地球の課題だ」ということです。
例えば、宇宙では水の資源は限られており、様々な工夫がされています。
地球でも水の資源については問題になっており、今後の課題となり得ます。
その中でどういうビジネスを創出し課題を解決できるのかについてみんなで話し合いました。

 

次に「地域におけるクリエイターの在り方」をテーマに兵庫県神戸でご活躍されている堀内講師に講義いただきました。

堀内講師はクリエイティブディレクターとして地域の地場産業や伝統工芸を新たに編集する仕事をされています。
謝礼をじゅうぶんに払えないという企業が多い中で堀内講師の会社が商社の機能やメーカーの機能を持ち、一緒に売り上げを作る部分まで伴走し続けるような仕組みで関わってらっしゃいます。
[hibi]という商品はまさにそのような関わり方をした中でヒットとなった代表的な商品です。
今でこそ国内だけでなく国外にも人気のhibiですが、商品開発には3年半もかかったそうです。
一方、3ヶ月というスピード感で仕上げた商品もあります。
企業が置かれている状況、予算など様々な要因がある中で寄り添いながら進めていく姿勢に受講生も感じるものがあったのではないでしょうか。


 

最後は、永田講師の講義です。
今回は公益財団法人 九州経済調査協会の片山 礼二郎さんをお招きし、事前収録いただいた内容を繋いでいただきました。
・メガトレンドと九州地域の課題
・マクロ経済環境の変化と潜在GDP予測
・九州地域が目指す姿と目標実現に向けた視点
・5つの発展戦略と戦略推進プロジェクト
の4つの観点でお話いただきました。

早朝から夕方まで、みっちり講義が詰まった1日でしたが、講義終了後受講生の方が「どれも本当にためになり充実した1日でした」と感想をお伝えいただきました。
次回は2週間後となります。
本日のインプットを次回にぜひ活かしていただきたいなと思います。

<講師プロフィール>
*坂口剛氏
株式会社野村総合研究所 / プリンシパル。株式会社野村総研入社後、行政の政策立案支援、民間企業の事業開発、地域における創業支援などに従事。また2017年9月1日、自身の出身地である熊本県において、くまモンとともに県民の総幸福量を高める事業「くまラボ・フェロー」の12名に就任。

*永田宙郷氏
金沢21世紀美術館、デザイン会社を経て、タイムレス設立。地域産業・伝統工芸から大手企業の新規事業開発まで、幅広く課題解決型デザインを中心とした活動を行う。2012年より「ててて見本市」を共同主宰。

ゲスト講師
*堀内 康広 / Yasuhiro Horiuchi
代表取締役 / クリエイティブディレクター / デザイナー
地場産業のプロデュースやブランディング、百貨店広告などのディレクションやデザインを幅広く手がけ、2011年には兵庫県のモノづくりを紹介する「Hyogo craft」を立ち上げ、兵庫県の間伐材や地域材を活かしたオリジナルプロダクト「森の器」、播州織の職人とつくるアパレルブランド「iRoDoRi」・「megulu」、淡路島のお香メーカーともに日常で使えるお香ブランド「Ku」「Daily」も手掛け、商品開発から流通支援、海外展開を一貫して支援。
近年は兵庫県にとどまらず日本全国のものづくりの支援を行い、自らが起点となりヒト・モノ・コトを結びつけ、新しい価値を創造するセルフプロジェクトも手がける。

*廣部 慧
滋賀県出身。大手広告代理店にて、大手電機メーカー営業マーケティングに従事。 地域創生に関心を持ち、地域に必要な持続的な事業展開の構築に従事。

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<会場協力> 
J:COMホルトホール

<公式Facebookページ>
おおいたクリエイティブ実践カレッジ 

主催:大分県(商工観光労働部)

企画運営・記事作成:株式会社Barbara Pool